2011/03/15
大館市公設総合地方卸売市場の入荷状況について( 3月15日正午集計 )
大館市青果魚類卸売株式会社
代表取締役社長 土舘 守
全般に、運送業者にまだ軽油が残っているせいか、入荷は順調です。ただ関東方面のトラックが、新潟経由で来ていますので、時間は掛かっています。なお、新潟県での軽油の給油が50リットルに制限されましたので、今後どういう動きになるか、注意しています。各部門の状況は以下の通りです。
バナナは入荷が激減しております。通常の半分しか出荷できません。4月一杯までこの状況は続きそうです。その他の輸入果実、国産果実は入荷に時間が掛かりますが、順調に入荷しております。
野菜については、茨城、千葉などの主力産地は、影響を受けておらず、東京市場には、野菜が沢山あります。ただ、そこから大館に転送するのが、今、問題で、明日の便はきますが、その後の予定が今のところ未定です。大館近隣でもかなり手当できますので大幅な不足はあり得ませんが、値段が高騰しています。北海道方面物、玉ネギなどは大丈夫です。
水産部門は宮城県、岩手県が大打撃を受けましたので、加工製品の入荷が不足しています。生き残った工場も、灯油不足の為、操業できず、また、製品が出来たとしても、運ぶトラックの油が無い状態です。各工場には満足に連絡さえ取れない状況です。
生魚は、サバ、アジや、養殖タイなどは順調です。見込みが無いのが、ホタテ、海草、カキなどです。生マグロは三陸から和歌山方面に切り替えたので、大丈夫ですが、モーカサメは入荷無しです。冷凍品の入荷は順調です。加工製品は新潟方面の各工場で注文が殺到して、出荷調整に入っています。今後、餃子、シュウマイなどの製品の入荷の減少が予想されます。
入荷の今後は、運送業者の給油状態に左右されますが、今のところ、大きな問題はありません。ただ値段が高騰しておりますので、ご注意ください。
|